鳥から生成される貴重な卵のお話
2019年05月13日
5月13日
鳥の卵は貴重だ。
ひとくちに卵といっても、殻にはそれぞれの特徴が、そして命が宿っているのだ…。
こんにちは!バードスタッフ丸山です!
今回は卵のおはなし!
だからといって僕自身ものすごーく詳しいわけでもないので、孵化に至るまでの過程やちょっとした知識などなど、さらり…と書く予定でしたが、思いのほか長くなってしまいました。いつもとは違う視点で鳥を知ってもらえたらと思います。
鳥そのものは、ほぼ出てこないので、楽しみにしていた方!ごめんなさいっ…!
卵。
それは命の源。
正直、ここに就職するまでは卵=食べ物としか見ていませんでした。
でもある日を境にそれは一変しました!
卵を温めるとき、温度・湿度の管理以外にも、必要なことがあります。
それは転卵です!
☆転卵とは☆
文字通り卵を転がすことです。
数時間おきに、コロッと転がしてあげる必要があるんです。
これが卵を温める機械。孵卵器(ふらんき)です。
今の機械ってとっても便利で、自動転卵機能が付いているんです!
この孵卵器は
♪テンテレテンテンテンテンテン テンテーン テンテーン テンテレテンテンテンテンテン♪
という陽気な音楽を奏でながら、軽快に転卵します。便利だ。
僕が入社して2年目。これを手でやっていました。というのも当時使っていた孵卵器はこの機能が壊れていたんです。(笑)
孵卵器の蓋を開けて、20個ほど並んでいる卵を一人で転卵していたら、「この中から鳥が出てくるんだよなぁ」とふと思いました。
その時の不思議な感覚といったらそれはもう不思議で、今でもはっきりと覚えています。
それ以来、卵に対するイメージはガラっと変わりました!
ちょっとしたエピソードでした。
温めはじめて1週間くらいしたら、検卵をします。
☆検卵とは!☆
卵の中を確認する作業です。割りませんよ。
卵は100%孵化するわけではありません。中には最初から発生しなかったり、途中で成長が止まってしまう卵があるので、定期的に確認する必要があるんです。
検卵はこれを用いておこないます!
検卵用のライトです。
暗い所で点けると…
血管が見える!つまり順調に成長していることが確認できますね!
その後、嘴打ちがはじまり…
ついに孵化します!
卵黄が鳥の姿になるって神秘的というかもう神秘!
あとは、卵の殻!
これは種類によって違いがあります!
白色が多いですが、中には色付き模様付きのものがあります!
なかなか気付かれにくいんですが、フクロウ展示室前に卵が展示してあります!
ダチョウなど当園にいない種類もありますが、様々な卵を見比べられるのでぜひ遊びに来た際には見ていただきたいです!
なかでもこのエミューの卵。
エミューは繁殖期である冬のあいだ、卵をたくさん産みます。
このエミューの卵は、使い道がありそうなので、中身を抜いて保管しています!
1.穴を開ける
卵の下側に穴を開けます。
2.割箸で混ぜる
卵黄が大きくって出しにくいので、混ぜておきます。
3.空気を入れる
エアレーションで空気を送り込んで出します。
ノッてくるとドロッと出てきます!
簡単3ステップ!
中身もぎっしり。
卵一個から、これだけ出てきます!
いろいろ試行錯誤していて、使い道を模索中。
試作段階の様子をチラリ。
とりあえず、くり抜いてみました。いまのところこれだけです。さぁはたしてこれが試作といえるのか。
イベントとして成立したらおしらせするので、エミューの卵に興味のある方、すこしまっててください!
さぁさぁいかかでしたか!
ここまで鳥そのものに触れないブログを書いたのは初めてです。
みなさんの知らない知識が少しでもあれば楽しんでもらえたかなぁと思います!…少し不安ですけど(笑)
☆お知らせ☆
5月の掛川花鳥園もイベントが盛りだくさん!
詳しくはこちらの画像でご確認ください!
6月のイベントもお見逃しなく!
雨の日でも楽しんでいただけるように、温室内のイベントを企画しました♪
是非遊びに来てください!
掛川花鳥園 TOP http://k-hana-tori.com/
鳥の卵は貴重だ。
ひとくちに卵といっても、殻にはそれぞれの特徴が、そして命が宿っているのだ…。
こんにちは!バードスタッフ丸山です!
今回は卵のおはなし!
だからといって僕自身ものすごーく詳しいわけでもないので、孵化に至るまでの過程やちょっとした知識などなど、さらり…と書く予定でしたが、思いのほか長くなってしまいました。いつもとは違う視点で鳥を知ってもらえたらと思います。
鳥そのものは、ほぼ出てこないので、楽しみにしていた方!ごめんなさいっ…!
卵。
それは命の源。
正直、ここに就職するまでは卵=食べ物としか見ていませんでした。
でもある日を境にそれは一変しました!
卵を温めるとき、温度・湿度の管理以外にも、必要なことがあります。
それは転卵です!
☆転卵とは☆
文字通り卵を転がすことです。
数時間おきに、コロッと転がしてあげる必要があるんです。
これが卵を温める機械。孵卵器(ふらんき)です。
今の機械ってとっても便利で、自動転卵機能が付いているんです!
この孵卵器は
♪テンテレテンテンテンテンテン テンテーン テンテーン テンテレテンテンテンテンテン♪
という陽気な音楽を奏でながら、軽快に転卵します。便利だ。
僕が入社して2年目。これを手でやっていました。というのも当時使っていた孵卵器はこの機能が壊れていたんです。(笑)
孵卵器の蓋を開けて、20個ほど並んでいる卵を一人で転卵していたら、「この中から鳥が出てくるんだよなぁ」とふと思いました。
その時の不思議な感覚といったらそれはもう不思議で、今でもはっきりと覚えています。
それ以来、卵に対するイメージはガラっと変わりました!
ちょっとしたエピソードでした。
温めはじめて1週間くらいしたら、検卵をします。
☆検卵とは!☆
卵の中を確認する作業です。割りませんよ。
卵は100%孵化するわけではありません。中には最初から発生しなかったり、途中で成長が止まってしまう卵があるので、定期的に確認する必要があるんです。
検卵はこれを用いておこないます!
検卵用のライトです。
暗い所で点けると…
血管が見える!つまり順調に成長していることが確認できますね!
その後、嘴打ちがはじまり…
ついに孵化します!
卵黄が鳥の姿になるって神秘的というかもう神秘!
あとは、卵の殻!
これは種類によって違いがあります!
白色が多いですが、中には色付き模様付きのものがあります!
なかなか気付かれにくいんですが、フクロウ展示室前に卵が展示してあります!
ダチョウなど当園にいない種類もありますが、様々な卵を見比べられるのでぜひ遊びに来た際には見ていただきたいです!
なかでもこのエミューの卵。
エミューは繁殖期である冬のあいだ、卵をたくさん産みます。
このエミューの卵は、使い道がありそうなので、中身を抜いて保管しています!
1.穴を開ける
卵の下側に穴を開けます。
2.割箸で混ぜる
卵黄が大きくって出しにくいので、混ぜておきます。
3.空気を入れる
エアレーションで空気を送り込んで出します。
ノッてくるとドロッと出てきます!
簡単3ステップ!
中身もぎっしり。
卵一個から、これだけ出てきます!
いろいろ試行錯誤していて、使い道を模索中。
試作段階の様子をチラリ。
とりあえず、くり抜いてみました。いまのところこれだけです。さぁはたしてこれが試作といえるのか。
イベントとして成立したらおしらせするので、エミューの卵に興味のある方、すこしまっててください!
さぁさぁいかかでしたか!
ここまで鳥そのものに触れないブログを書いたのは初めてです。
みなさんの知らない知識が少しでもあれば楽しんでもらえたかなぁと思います!…少し不安ですけど(笑)
☆お知らせ☆
5月の掛川花鳥園もイベントが盛りだくさん!
詳しくはこちらの画像でご確認ください!
6月のイベントもお見逃しなく!
雨の日でも楽しんでいただけるように、温室内のイベントを企画しました♪
是非遊びに来てください!
掛川花鳥園 TOP http://k-hana-tori.com/