「スタッフブログ 鳥たちの飼育日記」特別編 ワライカワセミ繁殖報告

掛川花鳥園バードスタッフ

2020年08月17日 11:00

8月17日
みなさんこんにちは。
バードスタッフの北條です。

今年の夏はいやになるほど暑いですね‼
スタッフも汗だくになりながら働いています‼
従業員用の自販機のスポーツドリンクの売れ行きが…すごいことになっています(笑)

皆さんも熱中症には十分にお気を付けください。

さて3月半ばに掛川花鳥園公式HPやFacebook、4月6日の片岡ブログでも紹介したワライカワセミの繁殖について報告があります‼



「繁殖にはいるよ!」と報告をして以来、「繁殖の様子は2羽の状態を見てスタッフブログ等でお伝えしてまいります」と言ったきり沈黙を保ったままでしたが、今、このタイミングで皆さんに報告をしなければいけません‼

実は…実は…ワライカワセミの繁殖は…今年はムリそうです!‼!!

そうなんです、沈黙を保っていたのは「報告できることがなかった」からなんです…
…だまっていてすみません…


沈黙を保つ巣箱…

3月にお部屋も作り、巣も作り、ハッスルしちゃうサプリとかもあげてウキウキしながら見守っていました。

ええ、それはもう2羽は仲良くしており、お互い鳴きあったり、メスのララちゃんが2週間くらい巣にこもっていた時はスタッフもウッキウキでした!



しかし、時々チェックしても卵がなかったり、6月に入ってから巣に全然入っていなかったりして…

諦めきれずにお世話をしていたのですが、8月も後半に入り今年はダメかなという気配が漂って来ました…


卵がない巣箱…

ワライカワセミの繁殖にあたり、われわれもいろんな資料や情報を探したわけですが、8月に入ってからの繁殖というのは「ダブルクラッチ」(※1)で1例あるくらいで「初卵」(※2)の情報はありませんでした。

※1 ダブルクラッチ:鳥によってその年の繁殖シーズンに産む卵の数が決まっており、それを「1(ワン)クラッチ」と言う。
まれに1回すべて産み終わっても2回目の産卵をし始めることがあり、それを「2(ダブル)クラッチ」と言う。

※2 初卵:その年の繁殖シーズンの最初の1個目の卵のこと。

ということで今シーズンは繁殖への挑戦が終わりそうです…

しかし今年の経験は無駄ではありません‼


スタート当時の仲良くしている2羽


ちょっとふっくらした2羽

2羽の仲はこれまで以上に進んでいる(予定)ので、来年には期待したいです!
そもそも鳥の繁殖は、取り組み始めてその年にすぐ成功するなんてことの方が珍しいですからね(言い訳)‼

それでは来年の繁殖に向けて、今から準備を進めてまいりたいと思います。
ただ約5か月も皆様がワライカワセミに会えない状態だったので、来年の繁殖はそのあたりも改善したいと思っています。




…特別編は文字数が多いとスタッフからツッコミもあったので次回特別編は文字少なめ写真多め(予定)で行こうかな?



★8月イベント情報★


まだまだ8月は終わりません!
イベント盛りだくさん!





お見逃しなく♪


※すべてのイベントは、鳥の体調や機嫌、天候などにより予告なく変更または中止となる可能性がありますので、予めご了承ください。


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