「鳥」の定義ってなんでしょうか?
6月26日 こんにちは、バードスタッフ副島です。
掛川花鳥園では現在オシドリのヒナの展示を行っています。
そしてその中になんと1羽だけ色変わりがいます。この写真で見ると、4羽の中の一番奥の子です!
展示は7月2日までを予定していますので、ぜひ会いに来てくださいね!
さてみなさん、いきなりですが鳥の定義って何だと思いますか?(急に問いかける)
何をもって、鳥は鳥と呼ばれているのでしょうか。
空を飛べる動物?翼を持つ動物?卵を産む動物?
①翼を持っていて、空を飛べる動物を鳥と呼ぶ??
鳥といえば、大きな翼で大空を飛ぶイメージがありますよね。
掛川花鳥園でのコガネメキシコインコの集団飛行は圧巻です。
さあ、果たして翼があって空を飛べれば鳥なのでしょうか。。
<答え>
実はこれだけでは鳥とは呼べません。
その証拠に、翼を持ち、空を飛べる哺乳類「コウモリ」がいます。
そして
エミューや
ペンギンのように、空を飛べない鳥もいます。
つまり、“翼を持っていて、空を飛ぶ”だけでは鳥とは呼べないのです。
②卵を産む&クチバシがある動物を鳥と呼ぶ??
鳥といえば、卵!!
そして特徴的なクチバシ!!
卵を産む昆虫や魚にはクチバシありませんからね。
<答え>
・・・残念ながらこれだけでも鳥とは呼べません。
かなり正解に近い様に感じますが、実際に卵を産んで、嘴を持つ哺乳類「カモノハシ」がいます。
いや!
じゃあ鳥って何なんだよ!!
って思いますよね。
翼を持っていて、卵を産んで、歯が無く嘴を持っている動物が鳥!!!
となると、ほぼほぼ正解です。
ただ、長い。。
でもみなさん、大事な事を忘れていませんか?
鳥の体。
よーーーく思い出してみてください。
私たちは持っていない、ある物を鳥たちは持っています。
そう!!!
それは!!!
羽毛!!!うもう!!!!
逆から読んでも、うもう!!
体の“毛”が、"羽"になっていると「鳥」なのです。
いやでもそんなこと言われても、
ペンギンの体の毛とか
ホオジロカンムリヅルの頭の上のあれとか羽に見えませんよね。
そう思って、ちゃんと用意しています。
こちらが証拠写真です。
ペンギンの羽毛。
ちゃんと羽になっています。
ホオジロカンムリヅルの頭のあれのアップ。
ちゃんと羽軸があって、羽になっていますよね。
羽にもいろいろあって、一目ではあれ?これ羽なのか?と
思う物もありますが、ぜひよーく注目してみてください!!
では改めてまとめます。
鳥とは、毛が羽になっている動物!
(補足)そして前足が翼になっていて、卵で産んで、歯が無く嘴がある動物。
それでは今週の授業はここまで☆
お送りしたのは、バードスタッフ副島でした!
★★★イベント★★★
酉年イベント!「今月の鳥」!
6月の鳥は・・・ことり月間!
当園の小さな鳥達やヒナにスポットを当てます!
そして!7、8月は2ヶ月連続で同じ鳥が担当します!
気になる主役は…
お待たせしました!
ハシビロコウ!!
お楽しみに♪
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