「鳥」の定義ってなんでしょうか?

掛川花鳥園バードスタッフ

2017年06月26日 11:30

6月26日 こんにちは、バードスタッフ副島です。
掛川花鳥園では現在オシドリのヒナの展示を行っています。



そしてその中になんと1羽だけ色変わりがいます。この写真で見ると、4羽の中の一番奥の子です!
展示は7月2日までを予定していますので、ぜひ会いに来てくださいね!


さてみなさん、いきなりですが鳥の定義って何だと思いますか?(急に問いかける)
何をもって、鳥は鳥と呼ばれているのでしょうか。
空を飛べる動物?翼を持つ動物?卵を産む動物?



①翼を持っていて、空を飛べる動物を鳥と呼ぶ??




鳥といえば、大きな翼で大空を飛ぶイメージがありますよね。
掛川花鳥園でのコガネメキシコインコの集団飛行は圧巻です。

さあ、果たして翼があって空を飛べれば鳥なのでしょうか。。



<答え>
実はこれだけでは鳥とは呼べません。
その証拠に、翼を持ち、空を飛べる哺乳類「コウモリ」がいます。

そして



エミューや




ペンギンのように、空を飛べない鳥もいます。
つまり、“翼を持っていて、空を飛ぶ”だけでは鳥とは呼べないのです。



②卵を産む&クチバシがある動物を鳥と呼ぶ??



鳥といえば、卵!!
そして特徴的なクチバシ!!

卵を産む昆虫や魚にはクチバシありませんからね。



<答え>
・・・残念ながらこれだけでも鳥とは呼べません。
かなり正解に近い様に感じますが、実際に卵を産んで、嘴を持つ哺乳類「カモノハシ」がいます。



いや!
じゃあ鳥って何なんだよ!!
って思いますよね。

翼を持っていて、卵を産んで、歯が無く嘴を持っている動物が鳥!!!

となると、ほぼほぼ正解です。
ただ、長い。。


でもみなさん、大事な事を忘れていませんか?

鳥の体。
よーーーく思い出してみてください。
私たちは持っていない、ある物を鳥たちは持っています。





そう!!!


それは!!!




羽毛!!!うもう!!!!
逆から読んでも、うもう!!




体の“毛”が、"羽"になっていると「鳥」なのです。

いやでもそんなこと言われても、



ペンギンの体の毛とか



ホオジロカンムリヅルの頭の上のあれとか羽に見えませんよね。

そう思って、ちゃんと用意しています。

こちらが証拠写真です。



ペンギンの羽毛。
ちゃんと羽になっています。




ホオジロカンムリヅルの頭のあれのアップ。
ちゃんと羽軸があって、羽になっていますよね。


羽にもいろいろあって、一目ではあれ?これ羽なのか?と
思う物もありますが、ぜひよーく注目してみてください!!


では改めてまとめます。

鳥とは、毛が羽になっている動物!
(補足)そして前足が翼になっていて、卵で産んで、歯が無く嘴がある動物。



それでは今週の授業はここまで☆
お送りしたのは、バードスタッフ副島でした!


★★★イベント★★★

酉年イベント!「今月の鳥」!

6月の鳥は・・・ことり月間!



当園の小さな鳥達やヒナにスポットを当てます!



そして!7、8月は2ヶ月連続で同じ鳥が担当します!
気になる主役は…




お待たせしました!ハシビロコウ!!

お楽しみに♪




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